かわせ歯科のクレド
※クレドとは...ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉です。
昨今のマネジメントにおいては「経営理念」を表わす言葉として定着しています。
- このクレドはかわせ歯科医院のメンバーである私たちの「ふさわしいあり方」と「取るべき好ましい行動」の基準を表現したもので、感性の羅針盤です。同じ感性と価値を共有した人が、本当に心からクレドに納得していれば、自然に同じ振る舞いができるというのがクレドの基本的な考え方です。
- 「チーム力」が組織運営のカギです。楽しんで、いい仕事をするためには仲間を大切にすることが大事です。孤独感は人の能力を低下させ、信じあえば能力は抜群に上がります。ひとりひとりがいかに違う人間か認め合うところからチーム作りが始まります。より強いチームになるためには息がピッタリ合うことが重要ですから、そのための努力をいつも心がけます。
- 私は知っているつもり、私はやっているつもり、私は出来ているつもり、という「つもり病」に、私たちはなりません。なぜなら、社会では、評価は他人(患者様、同僚、業者の方々など)がするということを、私たちは知っているからです。
- いつも笑顔を忘れません。自然な笑顔には、あふれるエネルギーがあります。だからみんな笑顔が好きなのです。笑顔は幸福の結果というより、むしろ幸福の原因といえます。私たちはステージの上にいるのですから、最高の笑顔の自分自身を演出します。
- 誠実こそ宝です。策でもない、命令でも、号令でもない。誠実こそが人の心を動かします。長い目で見たときには、必ず誠実の人が勝っています。そして状況がどう変わろうとも、自分の胸中の誠は、誰人も奪うことはできません。
- 自分だけの幸福もなければ、他人だけの不幸もありません。人をしあわせにした分、自分もしあわせになります。患者様に言わせよう、「気持ちよかったー!」、「あなたに会えてよかったー!」と。
- 私たちは、時間を守ります。時間を守る人は「時間を守ることは大切なことだ」と知っている人です。時間を守れない人は「時間を守る必要はない」と考えている人です。
- 基本は力、継続は力です。勝負を決めるのは、基礎、基本のレベルです。私たちは、基礎、基本の行動を、ほかの人がやらないレベルにまで高めます。
- 「気づく」習慣をつけよう。そのためには丁寧に観察することから始めます。何をすれば相手が喜んでくれるだろうかと、いつも考えるクセをつけること。そしてそれを楽しんで行うことが、とても大事なのです。「言われてやる」のではなく、自ら「気づいてやる」ことに大きな価値があるのです。
- お互い高めあう人々には共通点があります。こころのコップが上を向いていること。約束を守ること。否定的な口ぐせを言わないこと。裏表がないこと。喜び、喜ばせ上手なこと。人の悪口を言わないこと。欲求不満・怒りの感情をコントロールできること。ありがとうと頻繁に言えること。気持ちよくあいさつができること。自分の非を認めて素直に謝れることです。
- 人間として、「優れて」いるのは誰でしょう。それは人のこころの痛みを分かち合える「優しさ」を持つ人です。その人こそ、「優秀」な人なのです。優しさは、仕事人としての必須条件です。
- すべての人間関係は、当たり前になると崩壊することを、私たちは知っています。感謝を伝えることのできる人は、成長できる人です。「おもてなし」とは、出会った人への感謝の表現です。目の前にいる人は、いつも私たちに課題を投げかけてくれています。
- 私たちに必要なのは、圧倒的なイマジネーションの力(想像力)。目の前の仕事を、最初から最後まで瞬時にシュミレーションできなくてはいけません。そして次の一手を決めるジャッジメントの力(判断力)。さらに実際の処置に必要なテクニカルスキル(技術力)、これらはすべて優れてなくてはなりません。しかし、最も必要なのは、それらをすべて足して、さらに十倍にしたくらいの愛情なのです。
- この人なら、仕事をまかせても大丈夫と思わせるもの。それが、品格です。品格は、毎日の地道な繰り返しと積み重ねの上に、じわりとでてくるものです。私たちは、自身の感性を磨いて、品格を高めていきます。
- 今までと同じ行動をしていれば、結果は同じだということを私たちは知っています。だから、変わるために、今まで以上のことをする、今までしていなかったことをする、ということに挑戦します。
- 組織の課題のほとんどは、コミュニケーション不足から生まれます。ですからミーティングをよく行い、メンバー同士がコミュニケーションを取る時間をたくさん作ります。「報連相」はできていないと自覚している人、その重要性がわかっている人だけがきちんとできます。逆に「報連相」の不十分な人は、できていると勘違いしている人です。ミスはこの勘違いから起こります。
- 目の前の相手をぼんやり見るのではなく、相手の気持ちを見ようとする。なぜこの人はこういう注文をされるのだろう、この患者様は何をのぞんでいるのだろう。相手の半歩先を行きながら働く。小さな感動はそこから生まれるのです。
- 「真に聞く」というのは、とても難しいものです。人はだれもが自分の話を聞いてほしいと思っています。自分の話を聞いてくれる人の存在に重きを置きます。大切にされたければ、人の話を受け入れることがポイントです。患者様もメンバー同士でも、友人同士でも、その物語に耳を傾けましょう。
- 私たちは、プラス思考、ポジティブな発想を持ちます。そのコツは、焦点を他人、過去、環境に当てないで、自分、現在、未来に当てることです。過去と他人は変えられません。変えられるのは、自分と未来だけです。
- クレームは、コミュニケーション不足、技術の問題から起きることが多いです。起こった問題は、医院と自分を成長させる貴重な財産です。ひとり占めしないで、メンバー同士で共有しましょう。いったいこの問題はどんな意味があるのか、いったいこの問題の陰には、どんな素晴らしい結末が隠れているのか、と考えてみましょう。そこに気づけば、ピンチはチャンスとなるのです。
- 迷った時には、困難な道を選んで進めという言葉があります。苦労は力になる。悩みは知恵になる。悲しみは優し さになる。いちばん苦しんだ人が、いちばん幸せになれるのです。私たちは、困難な道を選びます。
- 何のために働いているのか、どんな人生を生きたいのか。私たちは、自らに問います。そして、生き方、人生のあり方、仕事観を深めていきます。
- 私たちは、良き師、良き先輩、良き友人を持ちます。困難にぶつかったら、すぐに相談します。そして行き詰まったら、立ち帰る原点を持ちます。
- 私たちは、心に刻みます。人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされること。
- プロとは、当たり前のことを当たり前にできる人間です。その当たり前のレベルが人によって違います。できる人は、当たり前に、もう一つのプラスアルファがあります。
- 最高の患者サービスを提供するためには、患者様の情報はとても貴重です。私たちにはこれを見つけ、記録する役目があります。記録することで情報という貴重な財産を共有できるのです。